2014/07/30

6,オートフォーカス武装の波動(USM)そして赤い引力/カメラ年表by自分史的な

5/8エントリーの自分史vol,5(笑)で。
>EOS-5は、こうして自分のシステムの中で結婚式と運動会用カメラとして導入されたのです。
の・・・はずだったのだが使ってみると、やはりAFは快適だった。^^;
特にUSMと呼ばれる超音波モーターは他のレンズと違いギヤの音も無くAFから直接手動MFに移行出来る仕組みに感動ものでした。
そして85mmF1,8の極端に薄いピントを5カ所しか無い測距点でコサイン誤差を意識して操るドSっぽい作業が面白くもあったし、このレンズがきわめて良く写った。
子供が書いたクレヨン画なんて微妙な濃淡のムラが見事に表現していました。
こうなってくると徐々に赤鉢巻きと呼ばれる高級Lレンズに惹かれて行きました。

そんなこんなで一年近くたった頃。
相方と伊勢佐木町を歩いていてフラッと入った薬局兼カメラ屋さんと言う面白い店舗。
その昔写真店は現像引き伸ばしに薬品を使うところから薬局が多かったそうなんです。
お茶と海苔の関係とはチョット違うがミスマッチな感じが面白かったですね。
店内は案外中古カメラが充実していて横浜の他店にも負けていない印象でした。
そんな中で見つけたのが200mmF2.8のLレンズ確か54000円位だったでしょうか?
フードが改良される前の1型の為だろうが何とも格安!
(2型はフードが大型になったが光学系はそのまま)

子供の様にショーウインドーの前でしばらく迷って。
お散歩同行中の相方に相談すると審議が案外あっさり通ってめでたく赤鉢巻きと呼ばれるLレンズを手に入れることが出来ました。
思い返せば普段全く行かない中古屋と言うシチュエーションだったから自分には全く無関係と思っていたLレンズを購入出来たのかも知れません。
更に言えばここで自分の人生も変わりました、いや大げさでは無く本当にそう感じています。
このレンズは出番はそんなに多く無かったですが三脚使用のポートレートの練習として良い勉強をさせてもらいました。
相方を連れてスリックマスタースポーツと言う3kgもある三脚とレフ版持って横浜の観光スポットから地元民しか知らない様な所まで車や徒歩でさんざん廻りました。

ところがこれが絞り開放ではナカナカピントが合わないw
36枚撮りのフイルムでせいぜい半分も合ってれば良い方。
たしかカメラのAFピント精度はF5.6の深度ですから致し方ない。
プロも手動でのピント合わせがメインと聞いていた。
となるとEOS-5のファインダーは明るさ重視のスッカスッカでマニュアルでピントを合わせる事を想定していない。
(この辺の事情は現代の最新デジタル一眼の入門機も同様)
「そうかEOS-1か〜〜〜!!!」
こうなると無性にフラッグシップたるEOS-1N HS(まだ銀塩ねw)が欲しくなって来る。あぁ〜あw
結局、、、これもどなたかかの結婚式に便乗して買ってしまったと思う。^^;
定価265000円が19万位だったかな、、、これは相方から借りて2年で返済致しました。。。
その間によけいな、、135mmF2とか買っちゃいましたし。^^;
EOS-1N HSと135mmの組み合わせでF2の開放のピントを合わせるのは非常に難しくとっても楽しかったのです。
劇薄の被写界深度は85mmF1.8や、それまでオリンパスで愛用していた100mmF2とは別次元の使い勝手。。。
手振れももちろんだが。
フォーカスロックした後の自分や被写体のホンの僅かな前後ブレでピントがズレます。
これがあるから三脚が必須!と身を持って体験しました。

とにもかくにも!
当時写したスライドフイルムは宝物でもあり、失敗作の数々は今の自分の貴重な技術修練(負け惜しみでも何でも無くホントにそう思う)の結晶なのですw

〜〜次回はいよいよデジタル編突入?〜〜^^;





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