2016/05/23

【妄想0円】デジタル時代の結婚式のカメラセットを考察してみた。(お父さんのお財布事情編)

※注・フルサイズ信者殿対策///以下記事を読むにあたって
「フルサイズ+Lレンズに代表される高性能レンズが絶対性能では優れているのを承知の上での本文となっています。
カメラの組み合わせは性能・重量・価格・個人のスキル等々で選択肢は変わってきます。
そして求められる写真が奇跡の100点の写真1枚か?80点の写真10枚か?という風に。
(まぁここまで書いておけば良いですかね^^;)
以下、結婚式参列数えきれずの工場長雑感なのでお聞き流し下さい・・長文注意。

フイルム時代はカメラマン(カメラ趣味の知人)は貴重な存在で数えきれないほどの式にお呼ばれいたしました。
(時に芸能関係者の式もあったりした、懐かしい)

当時の装備
・EOS-1nHSに28-70f2.8ズーム+大型ストロボ。
・EOS5に明るい単焦点レンズ50と85mmの2セット装備が標準でした。
(20年以上たった現在もLレンズをはじめとする単焦点は今だ現役で私のお宝です安い買い物だった・・・よね?笑)
(ズーム&広角系は日々の進歩が目覚ましいが中望遠域のレンズは基本設計に無理がないので私の50.85.135.200mmは、今なおメーカーのラインナップ現役です)

定番のフイルムはフジのISO400と800でせいぜい2Lサイズプリントくらいなので全然OKでした。 
ただ昨今デジタルでの画像は原寸でさらされるのでピントもレンズ性能も極限までの表示を求められてカメラマンとしてはキツイところです。
極限の撮影シーンとなると高感度に強いフルサイズとLレンズと呼ばれる高性能&高価格&重いレンズが定番ですが、私の手持ちの機材は限られています。
以下は3月にお呼ばれした結婚式での主なカメラセットです。

EOS7Dmk2
kissX7
G7X(1インチセンサーのコンデジ)

レンズ(APS-Cなので35mm換算はx1.6のこと)
24-105Lf4(弟の借り物、一応Lレンズだが意外と軽い?描写はソフトAFは速い)
18-135(7d2のキットレンズ。そこそそ写るとするか全般甘めと評価するかは対象物しだいか?むしろKissキットの18-55の方が描写は上と思う)
10-22 (癖玉^^;便利だが安易に写すと後で泣きを見る。笑)
40  (通称パンケーキレンズ最近一番のお気に入り。かなり写る)
上記で挑んで撮影後には、「EOS6D」あたりが欲しいなと思ったわけです・・はい。
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ところが・・・Lightroomで画像編集を進めるうちに考えが変わってきた。
Lレンズといえども24-105はアップはいいが少し距離が離れると甘い。
そして最近の結婚式場は光が汚い。
白色蛍光灯・電球色蛍光灯・電球色のLED等々のミックス光源。
さらに雰囲気を出すための暗めの室内とスポット気味に各テーブルを照らす光源のコントラストが強すぎ。
更にブラウン系の天井・壁・カーペット等々すべて主光源からの色かぶりの原因です。
こうなると地明かりを使っての明るいレンズで絞りを開けてなんていう中途半端なテクニックは諸刃の剣どころか百害あって・・的な気がします。

フイルム時代の結婚式場といえばタングステン電球系の温かみのある光源が主体でした。
そこで露出はプラス側に強いネガカラーフイルムで定常光は無条件で+1段そしてストロボ補正は−0.5〜−1段そして集合写真や距離がある場合は+−0が、私の設定でした。
キャンドルサービスや所々でストロボオフの雰囲気のある写真も狙ったりもしましたが明るい絞りはハズレも多いのでメインのセットとは考えていませんでした。
あとは馴染みのカメラ屋さんに色指示で現像依頼です。
こうすると顔や腕の周辺一部に軽く電球色の温かみのある色が乗って、しかも顔はストロボのニュートラルな色温度になって雰囲気のある写真になりました。
フイルム時代の作法が使えない昨今の式場は人工の太陽光、ストロボの絶大な威力を使いこなすのが得策でしょう。
そして昔のような小技を使わずストロボと定常光のバランスを5:5以上のストロボ優位に設定したほうが良いと思います。
案外「緑マークの強制全自動」の方が当たりが多かったりしてね・・・。笑
フォトジェニックとは言いがたいがそんな事は言ってられない。
(でも・・・出来れば0:10ストロボ依存は避けたいと言う欲は捨てきれないのですが・・・^^;) 
そして陥りがちなミスは二人にピントを合わす場合明るいレンズは逆効果。
(多少なりとも前後する二人を被写界深度以内に収めたい)
もちろんフルサイズでも絞れば被写界深度は深くなるけどISO感度も上がるわけ。
ここまで考えて・・・キヤノンには神様みたいな24-70(値段もオーマイガー!)もあるけど、どうせ絞るなら安くて24−70相当のレンズが有ることに気がついた!
(体力も財力も無尽蔵な方はフルサイズとダンベルみたいなレンズを選べばいいしそれが正解なのでしょう)


「んん・・・待てよ?案外上記の条件は《E-M1+12-40f2.8》の組み合わせでクリアできるじゃないか!!!」 しかも絞りは2.8で使えるわけです。
(EF24-70f2.8を同じ被写界深度のf5.6に絞った場合) 高感度不利のM4/3規格のマイナス条件は相殺です。
そしてオリンパスのプログレードレンズは開放からパキパキシャープとの話です。
どうせ絵に書いた様なポートレート風の撮影はひとときしか出来ないならキヤノンの50mmか85mmを忍ばせておけばいい。
気になるのはEOSのローパス付きのセンサーが結婚式では結構有効だったなということ。
案外花嫁の白いドレスよりも花婿のグレーのスーツのモアレが若干発生。
今流行のローパスレスだとチョット心配だが・・・?
(もちろんLightroom現像が必須でしょうね。結婚式の撮影はjpg撮って出しなんて一切つかえません)
(特に1600万画素になってからのオリンパスのjpgはチョット好みじゃない)
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 EOS7Dmk2を購入してから次期6Dが終着点で、老後に余裕ができたらと・・・見て見ぬふりで、頑張って封印してきたオリンパス♪
6D2や24−70Lの購入を夢見て妄想してきたがイマイチしっくり来ていなかった今までの悩みがすべて払拭された気持ちです。
 何よりも現状《E-M1+12-40f2.8》のカメラ・レンズのセット価格でキヤノンの24-70f2.8単体よりも遥かにお安いって言うのが最大の魅力ですね。
(手持ちのオリンパスシステムもまた活躍できますし更にエコ・・・笑)
 ※しかも今年のドイツフォトキナではオリンパスカメラ部門創業80週年を記念するモンスタースペック?の『E-M1mark2』がデビューするとかでワクワクが止まりません♪ 
【スマイル0円ならぬ妄想0円記事にお付き合いありがとうございました^^】