5.オートフォーカス導入の岐路に彷徨う/カメラ年表by自分史的な

事件!前回のエントリーで触れた結婚式撮影その後のことです。
弟の結婚式で例によってカメラマンを致しました。
ところが上がって来た写真を見て「あれぇ?」 ノーストロボで単焦点レンズ開放気味で写した写真がことごとく微妙にピントが外れてる!
(明るい絞りでの撮影はピントの奥行きが劇的に少なくなるのです、バストアップくらいの距離だと1cmも無いでしょう)
んんん・・・思い当たるのは数日前に簞笥の上から畳の上にカメラを落とした事。
あちゃ^^;おそらくミーラーか何かが動いちゃったんですね。

修理は出すとしても困ったのが今度は義弟の結婚式が迫っている事。
もう一台のオリンパスと、いつもの弟のニコンFE2を借りる手もあるが・・・。
レンズはOMとニコンで共通に使えるタムロン28−50mmがあるが、このコンビ緊急ならまだしもお作法が違って効率が悪い。
弟が最近買ったEOS-5(フイルム機)を借りてOMとセットで使うか?
しかしEOSに付いてるレンズが28~105でf3.5~4.5で外部ストロボ無し。
このレンズじゃノーストロボでは写せないしカメラ内蔵のポップアップストロボじゃ光量も電源も足りない。
そうですw ここに来て神様からAFカメラ買って良いよ♪ってご神託が降りたのですw 
さ〜て機種はどうするか?
もちろん前回触れたようにオリンパスはあり得ませんw ミノルタαは若者向けでチョット趣味が違うかな?
自分のミノルタの印象は当時勢いがありすぎてどこに行くか分からない感が不安?な感じでした。 
そうすると性能と、さらに長く使う事を考慮・・・順当に考えるとニコンかキヤノンですね。

えぇ、もちろんボディのみで20万もするニコンF4やEOS-1は買えません。
すると中級機のニコンF90かEOS-5です。
引かれたのはF90でしたね。
何と言ってストロボの調光性能が良いと評判でした。
オートフォーカスになって距離情報を考えた調光をするようになったそうです。
キヤノンは多分割画面の明るさを演算で制御だったと思います。
結婚式でストロボ使用が前提なので気持ちはほとんどニコンに傾いていました。
ピントグラスもニコンの方が手動ピントの山が確認しやすいと聞いていましたし。
ただどうして一歩が踏み出せない・・・。

それはトラウマに近い感情だったのかも知れません。
中学の頃の友人(こいつは後にプロになった)と顧問がニコン使い。
その頃のニコンはヨドバシでさえ値引き販売はしない殿様商売と聞いていました。
ニコンを持つにはスキルと財力が必要なんだと擦り込まれてしまったようです。
その時代から自分のカタログにはニコンの文字は無くなってしまいました。
どうする、やっと自分もニコン親爺になれるのか???
この時点でかなり悩みました。。。

気持ちが決まったのは弟がEOS-5を持っていた事。
そう自分もEOS-5を買って弟の5と同じカメラ二台体制で撮影すれば操作体系で迷わず失敗が無いだろうと思った為でした。
自分の欲しい物としてよりも結婚式カメラマンとしての効率を優先したのですwww
(お仕事依頼されたからにはプロ気取りで本気でやってましたw)
購入したのは。

ボディ  
 E0S-5   (たしか66000円位だったかな)
レンズ  
 EF85mm F1.8    (単焦点は外せないw)  
 トキナー28~70 F2.8 (Lレンズが買えない人の救世主w)
外付けストロボ 

ただ当時の最先端電気カメラは買ってからが大変でした。
初めてのAFでしたし目玉機能として5点ある測距点の選択に視線入力が使えたりズームに連動したストロボズームだとかカスタムファンクションとかもう技術の進歩ぶりにビックリです。
買ってからの一週間はカメラ雑誌と当時としてはビックリするくらい分厚い取扱説明書を朝も昼休みも夜も首っ引きでした。
この時代から説明書は必須の物となりました。
カメラ操作に取り説無しはあり得ません。
下手な雑誌買うくらいならホント説明書読みましょうw
もちろん雑誌やムック本も読みました。
評価測光時の挙動や縦位置でのお作法。
ストロボ時の測距点ごとの露出制御等々。
カスタムファンクションで好みのボタン操作設定。
おかげでブラインドタッチもどきまで習熟いたしました。
ふぅ^^;

ただ蛇足ながら例の視線入力は使い勝手が悪かったですね。
ピントが合う合わないで言えば結構合いましたが靴の上から足の裏を掻くような感覚とでも言うかもどかしかったですし画面中を見回す上級者ほど邪魔だったと思います。
弟は好んで使っていましたね。
まぁ色々な技術の進歩の過程で実験だったのかもしれませんね。
 EOS-5は、こうして自分のシステムの中で結婚式と運動会用カメラとして導入されたのです・・・はずだったのだがw

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